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2017.07.03 Monday

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    トラウトにエッグパターンは使うな

    2013.11.19 Tuesday

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       JUGEMテーマ:フライフィッシング

      アパートメントの駐車場へ下りると、思った以上に雨脚が強くて

      釣行は取りやめた方がいいかな、と一瞬、頭をよぎった。

      ここ数日、かなりまとまった雨が降っていたし、川の水位もネットで調べたところ

      かなり上がってきていた。それでも島の雨は一日中降り続くことはまれだし

      ビクトリアとカウチンでは天気の状況がかなり違う場合が多いので

      まあ、行ってみて判断しよう、と車をハイウェイ1号へ向けた。

      イル・ジャルディーノ・アルモニコのブランデルブルグ協奏曲を第3楽章から聴きながら

      途中で寄ったスターバックスで買ったダークローストのコーヒーを時々啜る。


      車のワイパーは間歇無しで左右にスィングし、ウィンドウに打ち付ける雨を払い続けた。

      ゴールドストリームの山を超えたあたりで一瞬、雲の隙間から青空が覗いたので

      もしかしたら、という期待を持たせたけど、結局、この日はずっと雨だった。





      島は雨期に入り、どこの川も水位は上がってきており

      水位が落ち着くまで、釣り場のポイントは狭くなる傾向になる。

      特にカウチン川は普段でも流れが太く早いから尚更だ。

      この時期のカウチンの釣りは微妙で、チャムサーモンの産卵が終われば

      数は多くないけどコーホーサーモン狙いか、サーモンの卵を飽食しているトラウト狙い。

      いずれにしても数が釣れるわけではないし、あまり良い時期ではない。

      多くの釣り人はあと一月ほどで川に入り始めるスティールヘッドを持ってる状態だ。

      自分も今の時期、無理に釣りをしなくても、とも思うのだけど

      今年は秋口から週2、3回、サーモンの釣りをやっていたので、走り続けた身体はいきなり止まれない。

      つい状況が良く無いとわかっていても、朝は早く目が覚めて釣りの準備をしてしまう。





      カウチン川に着いても雨脚は変わらなかった。バイブル・キャンプをまずチェック。

      去年の今頃はチャムの姿は川から消えていたのに、今年はまだ産卵が続いており

      浅場でヒレを必死に使うペアのサーモンがまだあちこちに見られる。

      それと同時に産卵を終えたサーモンたちの残骸が岸辺に散乱し、カモメたちが喰い散らかしていた。

      水かさは増えてもニゴリはないので、比較的サーモンの定位してる場所はよく見える。

      背の黒いフレッシュな個体を探して、その前後にエッグパターンのフライを流すけど反応はない。

      深い澱みにコーホーが休んでいるかも、という願いも空しくフライに反応は無かった。


      一匹だけ口を使ったオスのチャムがいて産卵で力が落ちたサーモンを岸に寄せるには

      さほど時間がかからなかったが、後味が悪い思いをしてしまった。

      フレッシュなサーモンが掛かれば小躍りし、古いサーモンが掛かれば舌打ちする。

      どこまでも貪欲な釣り人のエゴを自分の中にはっきりと見てしまったことに対する自己嫌悪か。


      そのうち降り続ける雨のせいでフライを結ぶ指先が冷たく白くふやけ震え出してきた。

      雨の中を無理して川へ出て来たことを少し悔やむ気持ちが頭をもたげ

      このまま帰りたい気分だったけど、まだ午前10時で家に帰るにはちょっと早すぎる。

      とりあえず、トラウトのスポットを確認だけしておこうと場所を移動することに。





      ホースシュー・ベンドはバイブル・キャンプから車で15分ほど上流に位置しており、

      この春、大きなブラウンを何匹か掛けていい思いをしたトラウトのグッド・スポットだ。

      ここはブッシュが岸際まであり、水位が上がると釣りがかなり難しくなるポイントで

      思ったとおり、早い流れは川へ立ち込むのを躊躇させるほど。


      少しゆるい流れを探して岸辺を上流へ向かうと、途中3人の20代の若者フィッシャーたちと出会う。

      彼らの話を聞くと、今日は雨のため水位が高く流れが早くて非常に釣り難いとのこと。

      一昨日、この付近で25インチのでかいブラウンを釣ったらしく、魚は確かに居てサーモンのベッドの

      後ろでエッグが流れてくるのを持ってるらしい。彼らのテクニックは産卵のサーモンを見つけて

      その後ろへエッグパターンのフライをナチュラルドリフトで流すというかなり分かり易い方法。


      自分も彼らと別れた後にサーモンの後ろ側にエッグパターンを流してみた。

      そうしたら、何と!産卵でヨレヨレのチャムが口を使ってそのフライをくわえてしまったのだ。

      ああ、しまった、と思ったけど後の祭り。ヨレヨレだけどでかいオスで

      暫くやり取りしながら、まともに釣り上げるか、止めるか、迷っていたのだけど

      やはり産卵中のサーモンを消耗させる気は無いので10ポンドのティペットを切ることに。

      ここでもまた後味の悪い気分になってしまい、ハァァ..と大きな溜め息を吐き出した。


      フライの流し方が悪いとはいえ、このやり方はこういうことが頻繁に起こるはずだ。

      やはりトラウトはエッグパターンではなくて、ストリーマーをスィングさせて普通に釣りたい。

      大体にしてサーモンの産卵をダシにしてトラウトを釣るなんて、やはり何かひっかかる。


      これで気分が一気に萎えてしまい、もう家へ帰ることにした。時間はまだ昼の12時前だった。(笑)







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