川のイタリア人

2013.11.15 Friday

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     JUGEMテーマ:フライフィッシング




    ウィークディの川はなぜか年配のフィッシャーが多い。


    川でフィッシャーと出会えば挨拶を交わし立ち話をするのだけど

    彼らは仕事をリタイヤしたフィッシャーでシーズン中は毎日のように川に来てるという。

    フライフィッシャーにとってはまさに理想的な老後の生活である。


    週末はフィッシャーが増えるので人の少ないウィークデーだけ来るそうだ。

    彼らはサーモンの釣りでもダブルハンドなど使わず、

    昔からやり方でシングルハンドを使い綺麗なキャスティングをする。

    長くフライの釣りをやってきてるので、川の状況やサーモンの習性のことなど

    いろいろとためになる話を聞ける場合が多い。



    「君は日本人だろ」とよく言われる。

    彼らの話ではキャンベル川など有名な河川で、沢山の日本人を見たとのこと。


    「なぜアジア系の顔を見ただけで日本人だと分かるんですか?」

    「フライの釣りをするのは日本人だけで、チャイナやコリアンはやらないよ」

    「でも日本もエコノミーが良くないから、今ではそんなに来ないでしょ」

    「ああ、そういえばイタリア人が結構来るな」

    「え、イタリア人ってフライやるんですか」

    「ヨーロッパはどこもフライの釣りが大人気だよ」

    「イタリアンは川でも仲間と大声で喋るからウルサクてね」

    「声がデカすぎて魚が逃げちゃうよ」

    「ああ、やっぱり川でも騒がしい国民性?」

    「そうそう(笑)」



    今のところ私は川でイタリア人には遭遇していないけど

    一度その光景をこの目で見たい気がする。たぶん笑ってしまうだろう。














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