オーバードレスに気をつけろ

2013.11.01 Friday

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    JUGEMテーマ:フライフィッシング
     

    昼頃からスークリバーへ向かう。

    最近のスークの感じでは、午後になってからの方がサーモンの活性が上がる傾向にあるため。


    前回、プール全体にウヨウヨとサーモンが見えてる状態にも関わらず、

    午前中はどうも喰いが渋いと感じていたのだ。たぶん午後になると川の水温がやや上がるために反応が

    活発になるんではないかと思う。いずれにしても今のスークリバーの状況はちょっとノーマルな状態ではない

    ので(異常にサーモンの数が多いという意味)、サーモン・フライの選択について考察しても、

    他の川には当てはまらないかも知れない。


    私は私で、こういう状況だからこそ、フライのテストをやっておきたいという気持ちだった。

    これだけ魚がいれば、否が応でもそれぞれのフライに対するサーモンたちの好みが見えてくる。





     

    前回も書いたけど、サーモンが密集しているプールでは出来るだけ小さなシンプルなフライが

    効果的というのはやはり事実。実際、イントルーダー・タイプの大きなマラブー・フライも使ってみたけど、

    サーモンたちは無反応。そんなわけでこの日も基本は小さくシンプルなミノータイプをずっと使用。


    その中でも最も小さなショートシャンクのフックにオレンジや蛍光グリーンのLazer Wrapだけを巻いた

    超シンプルなパターンは、なぜかメスのサーモンだけが反応し、しかもフライは口の中にあることが多く、

    つまり丸呑みしていた。


    逆にオスは色ものよりもブラックやシルバーなどでフックサイズがやや大きめ

    (と言ってもショートシャンクのものよりはという意味で、やはりサーモンのフックサイズとしては小さめ)

    に良く反応していた。午後の活性の高いある時間帯、私は完全にオスとメスの釣り分けを意識して

    することが出来たのだけど、それはとても面白い経験だった。





     

    さて、写真の下にあるフライは上のブルーとブラックハックルのパターンだったのだけど、

    サーモンに喰いちぎられてわずかに頭の部分の黒のハックルが残っているだけの状態。

    実はこの状態になってから、連続して5匹のオスのサーモンを釣ったのだ。

    (途中で2度ほどティペットは交換)このことは大きな驚きで、

    自分のフライのドレッシングについて強烈な意識変化をもたらした。


    フライは思った以上にシンプルで良い、ということ。


    そういえば、よく川へご一緒するサーモンのベテラン、

    Mさんのフライも小さくてとてもあっさりとしたフライだった。そのあたりの話は詳しく聞かなかったけど、

    彼も長年の経験からそういうフライパターンに行き着いたのではないだろうか。


    フライの選択は状況によって変わるので絶対は無い。

    でも時間をかけてゴチャゴチャとマテリアルを付けて巻いたフライよりも、

    2分でチャチャっと巻けるフライの方がよく釣れるというのは何とも愉快ではないか。










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