再びキャンベル・リバーへ

2015.09.04 Friday

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    島は3日ほど前線の影響で雨が続き、釣り人にとってはサーモンを呼び込む恵みの雨となった。それでも島の各河川のレベルはまだまだ低く、もっと雨が必要だ。キャンベル・リバーはこの日、曇りから晴れの予報が出ていたので、先週に引き続きピンクサーモンを狙いに出かけた。トレールから川を覗くと霧が立ち込め、岸部の広葉樹は秋の気配を感じて早くも色づきはじめていた。





    まず先週釣った静かなプールで釣り始めた。プールにはまだ他の釣り人はいなかったためか、最初に流れたフライに対して反応は良く2キャスト目でロッドは大きくしなった。この日、 取り込みの時間を短縮すべく普段は使わない大きめなネットを持ち込んでいた。キングやチャムなど大型サーモンでは使えないサイズだけど、ピンクのサイズなら丁度いい大きさ。ネットに取り込んだピンクはオスで、口が曲がり背中に大きくコブが見事にせり出していた。たった1週間で、オスは産卵準備のための体型に大きく変化していた。





    この日、フライに関しては決定的なアタリのフライはなかったのだけど、薄いピンクの色味がやや反応がよかった気がする。それでも同じフライを続けると見切られてしまい、常にローテーションが必要だった。それと口を使う時間帯がやはりあり、早朝はよくて11時頃から2時頃まで渋くなるようだった。2時を過ぎてまた口を使い出したのだけど、結局、正しいフライを選択しても、それで釣れ続けるということはサーモンフィッシングでは有り得ない。気まぐれなサーモンの気分にはどうしても敵わないのだ。





    お昼を過ぎた後、流れの早いポケットウォーターを釣ってみた。ピンクサーモンは、たぶん移動中だと思うのだけど、案外に早い流れの中にもいる。そういう個体はリアクションでフライに飛びついてくるので、釣りとしてはトラウトの釣りのようでなかなか面白い。静かなプールにスクールしているサーモンはどうしてもフライを良く見るし完璧にスレてるわけで、まあ、あえてマズヒスティックにそんなサーモンと遊んでる側面もあるのだけど。


    早い流れの中にもちょっとスピードが緩む場所があり、そんな場所に2、3匹が休んでいたりするのだ。そういうスポットをこまめに探しながら釣るスタイルで、トラウトの釣りと同じだ。サーモンも移動中でまだフレッシュな個体が多く、流れの早さも加わり、やり取りはかなりスリリング。リアクションのバイトなので、フライ選択もさほど気にすることはなくて、魚がいる層へ届いていれば問題ない。多少、スポットにより水深が違うので、小さなスプリットショットをフライとシンクティップの間に噛ませて調整した。


    この日は口に掛けてランドしたのは10匹ほど。スレ掛かりはやはりどうしても多くその倍くらいはあったと思う。11フィート、#9のTFOのスィッチロッドを使用。このロッドは#9なのだけど軽くて取り回しが楽でピンクサーモンを早い流れから引き出すのに最適だった。このロッドは狭くバックスペースの無いビック・クィルカム・リバーでキングサーモンを釣るために用意したのだけど、ピンクサーモンの釣りでも十分に使える。






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