フッキングの謎

2016.09.12 Monday

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    近況報告。ピンクサーモンのキャンプ・フィッシングの後、次のキングやコーホーの遡上まで時間があるのでもっぱらフライを巻いていた。と言っても先週あたりから雨が降り、スタンプ・リバーなどでは早くもキングサーモンが入ってきているという情報も。他の川もそろそろキングサーモンやコーホーが川へ入ってくるはずだと期待していたら、ナナイモのサムからメールがあり、島中部の川は今月の17日まではクローズドになっているとか。川の水量が少ないのでサーモンを保護するためらしい。一部では雨が降った所もあるけど、まだまだ島全体としては雨量が少なく、サーモンたちも河口で雨を待ってる状態だ。スーク・リバーの側に住むジェイクの話では、スーク・リバーの川の水位も極端に低く、サーモンも見当たらず、やはりまとまった雨が欲しいとのこと。うーん、雨乞いでもするか。

     

     

     

     

    さて、本日のお題。イブ・リバーでのキャンプで、食事の後キャンプファイヤーを囲み、ジェイクと大きな論争となったのがサーモンのフッキングのことだ。サーモンの釣りではフライがスィングしている後半に、明らかにバイトとは違うモヤっとした重みを感じることがある。ロッドを合わせるとサーモンは掛かっているのだけど、口の角の外側にフッキングしているケースが多い。これはFloss hookingと言われる一部のフィッシャーで時々話題にのぼる事柄だ。フロスとは歯の隙間を掃除する糸のこと。つまりフライのスィング中に、ティペットがサーモンの口の中に意図せずに入ってしまい、そのままスィングが進むとフライがサーモンの口の外側に掛かるというもの。歯の隙間に入るフロスのように、サーモンの口にフライよりも先にティペットが滑り込んでしまうわけだ。

     

     

     

     

    つまりサーモンはフライをテイクする意思が無かったにもかかわらず掛かってしまうケース。ジェイクはこれは100%スレ掛かりで、ボディにスレで掛かるのと同義だと言うわけ。私の意見は、そこまで厳しくしなくても一応口周りだし、尾や背中に掛かるスレとは違うのではないか、というもの。口の中にフッキングしているものよりは価値?は低いけど、まあ、サーモンの釣り方の一部として許容すべき範囲ではないの、ということ。ジェイクのフィッシング・ポリシーは原理主義的で厳しいとは思うけど、人それぞれ己のルールに従って釣りをしているわけで、もちろん他人が口出しすることではない。

     

     

     

     

    釣りから戻ってもそのことが頭に残っていたので、自分の撮ったサーモンの写真を見て検証してみることにした。上の写真左側は、フックが口の外から内側に入っているので、たぶんFloss hookingに間違いない。写真右側は、口の中から外にフックが出ているので、サーモンがフライをテイクしたか、もしくはFloss hookingでフックが一度口の中に入り外に出る前に掛かったものか。でもそう考えると、口の中にフッキングしたケースでもFloss hookingの可能性をあるということになる。このあたりは、誰もフッキングの瞬間を見ていないのだし、仮定で状況を判断しているにすぎない。実際のところは、よく分からないのだ。ジェイクが言うには、サーモンが意思を持ってフライをテイクしたケースではマウスの先端に掛かっていることが多いとのこと。それも実は正確にはどのくらいの割合でそうなのかは分からないのだ。彼があくまでイメージとして捉えているだけなのかもしれない。それでも口の角での外側で、フックが外から内側に入っているものはFloss hookingの確率が高いというのは言えると思う。

     

     

     

     

    ジェイクの話に戻ると、そのFloss hookingを避けるにはフライがスィングし始めたらトイッチを入れてやる気のあるサーモンを誘い出すべきだと言うのだ。私はトイッチなど入れずにナチュラルにスィングさせるの方が釣果が高いと思うのだけど、彼に言わせるとそれは単にFloss hookingのチャンスが増えてるだけらしい。確かにそうかも知れない。でも実際にはスイングの終わりで掛かるサーモンでも普通にテイクされて口の中に掛かっているものもあるのだ。

     

    それともうひとつ気になる問題がある。Floss hookingはサーモンの意思とは関係のないスレだとすると、サーモンの活性と関係なくある一定の間隔でフッキングするはずだ。ところがサーモンの食い気が渋り、オフの状態になるとFloss hookingで掛かることも無くなってしまう。これはどう説明したらいいのだろう。

    気になることのふたつめ。Floss hookingで掛かった時になぜかマウスの上部、つまり硬い部分にフッキングしているケースが案外に多い。フライは通常針先が下になってスイングしているはずなので、マウスの下部にフッキングするのが普通の状態だと思う。ところがなぜフライはアップサイドダウンの状態で、マウス上部にしかもより硬い部分にフッキングしているだろうか。

     

    このようにサーモンのフッキングに関する問題は今のところまだ推測の域を出ていなくて謎が多いのだけど、今後、釣れたサーモンのフッキングの位置とスィングの方向を確認して注意して見て行こうと思う。何かしら、わかってくることがあるかも知れない。もし誰かこの話題に関して何か情報などあれば、教えて頂けると嬉しい。

     

     

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    2017.10.19 Thursday

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      コメント
      matsuさん、こんばんは(^^
      興味ある話題です。今までにサーモンではないのですが、小さいニジマスでそのようなことがありました。口の外側からのフッキング!一度、咥えてから吐き出したものと解釈していましたが、どうなんでしょうね…。
      • by エンゴサク
      • 2016/09/13 8:26 PM
      エンゴサクさん
      こんにちは。Floss hookingはトラウトの釣りでも起こり得ると思うのですけど、サーモンのように群れて数が多い場合に起こりやすいと思いますね。一度吐き出したフライがスイングでまた引っ張られて外からフッキング..ということですね。有り得ると思います。今季は魚の右の口か、左の口か、それとスィングの方向との関連をチェックしていこうと思ってます。
      • by matsu
      • 2016/09/14 9:53 AM
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