スーク・リバー初回
2016.10.07 Friday
スーク・リバーにかなりのサーモンが入ってきてるのは、地元に住むジェイクからのメールで確認済み。この日はやっとスークの初日。ゆっくりと家を出て、川に着いたのは10時半頃か。平日にもかかわらずパーキングにはかなりの車が止まっていた。今年スークのサーモンは遡上が遅れたため、首を長くしてサーモンを待っていたビクトリア近辺のフィッシャーが集まってきているのだろう。
実は、来週モントリオールからやってくるスティーブに最初の(人生初ね)サーモンを釣らせる場所として、このスークを予定していたのだ。サーモンがフレッシュで数も多いし、長いキャストも必要なく、比較的釣りやすいので、初心者の彼でも何とか釣れるのではと。いきなりキャンベル・リバーに釣れていっても戸惑うはずだし、とりあえずサーモンを一匹釣ってみないことには話にならない。リールでのファイトの感覚を知って貰わないと、なかなかサーモンを釣り上げるのは難しいと思うのだ。そんなわけで、この日の私の目的は彼のためのベストなスポットとそこでのシンクティップの重さ、ティペットの長さ、それと釣れるフライの傾向を探ることにあった。
川は水位が低いままで、通常なら流れのある下流部も止水状態。サーモンは川の水位と関係なく満潮時に上ってきて、そのままある程度深さのあるポイントに居着く。理想的には水位がもっとあって流れが生まれ、フライをスィングさせることが出来れば釣りとしては面白いのだけど、それは今後の雨次第だ。というわけで、このスークのサーモンの釣りも止水の引っ張り、リトリーブということになる。ざっと下流から歩いてみて、サーモンは深さのある場所にはかなりの数入っていた。まあ、これだけいれば素人でも何とかなるかなと多少楽観的な気分になる。
軽めのティップを付けて釣り始めて、最終的にはPolyleder slow sinkの10フィート、ティッペットはフロロの15ポンドで4フィートでアタリが出だした。サーモンは対岸付近の深みにいるので対岸ぎりぎりでキャスト、ちょっと沈むのを待ってスローリトリーブ。フライはブルー、パープル系のノンウェイトの軽いものをとりあえず結んだ。5回ほどリトリーブして、さあ、そろそろフライはゾーンに入ったかなと指先に注意を向ける。クン..というアタリに軽く合わせると、川底で首を振って白い横腹を見せるチャム・サーモンが見えた。ブナの模様の強いオスのサーモンは左右に走る。フレッシュなので力強い。それでも先週までキングを相手にしていたので、それに較べるとかなり扱いやすい。2、3分で寄せることが出来た。チャムの場合、私はガシガシとあっという間に寄せる。まあ、雑になってるわけではないのだけど、#9のスイッチなんでロッドが折れる心配もないしね。そういえばキングのでかいフレッシュなやつの時は、#9のスイッチでも、大丈夫か..と一瞬不安がよぎったのだった。
その後、アタリのオン・オフはあったのだけど、サーモンの活性が高くて、長い時間アタリが途切れるということはなかった。フライは赤、オレンジ系にも反応したし、あまりセレクティブではない。サーモンがまだフレッシュだからかな。3時頃まで釣って10匹を超えるチャムをランディングすることができた。隣のフィッシャーがコーホーを掛けたのだけど、ランディング手前で惜しくもバラした。話を聞くと、コーホーも結構入っているらしい。このコンディションなら、来週、初心者のスティーブも何とかここで釣ってくれるはずだと、ほっとして少し肩の荷が下りた気分。まあ、釣りなんで、実際のところはやってみないと分からないのだけどね。
質問なのですが、シンクティップの選択って、何を基準にされてますか?よく言われるのがボトムに近いところを流せという事なのですが、リオのブログなどではスイングに反応するようなやる気のある魚を狙うには中層を早く流した方が効果的だと書いてあります。私はいつも"なんとなく"で選んでいるのですが、何か基準にされている事ありますか?