再びカウチン・リバーへ
2017.06.13 Tuesday
先週トラウトが飛び出してきたポイントからは反応なし。
当たり前だけど川の状況はコロコロ変わるのである。
うーん、難しい。これだからやっぱり、釣りは止められない。
先週に引き続き、今週もカウチンへ。すでに6月も半ばなのであとどのくらいこのコンディションで釣りが出来るだろうか。去年は6月に入った段階で渇水状態になっていてかなり厳しい状況だったのだけど、今年はまだ十分な水量を保ち、水温もさほど上がっていない。もしかして7月までトラウトの釣りが出来るのかもしれない。釣り仲間であるナナイモのサムとは釣ったポイントやフライの種類など情報をシェアしているので、私が釣った2日後、彼も好調だったホースシューのポイントに行ったらしい。21インチのブラウンと17インチのカットスロートの写真を送ってくれた。魚の口元にはしっかりとオリーブのビードヘッド・ウーリーが見えており、つい笑ってしまった。
釣り場は一応、先週と同じポイントを廻ってみることに。朝の7時過ぎ、先週、好調だったホースシューからスタートしたのだけど、先週トラウトが出たポイントからは魚の反応は全く無かった。え、そうなの?ふーん、先週とはえらい違いですね、これだから釣りは止められない。フライを変え、シンクティップを変え、色々試してみるが、どうもいけない。そんな中、2度ほど早い流れの中で魚がスプラッシュするのを見た。カディスのハッチでもあるのだろか。ティップをフローティングに変えて長めのテペットにオリーブ・グリーンのソフトハックルを結ぶ。プールの終わり、ほとんど波の無い鏡面に近いエリアでいきなりガツンと来た。ロッドが感じる重さからするとそこそこのサイズだ。暫くやり取りして慎重に寄せてみると、19インチの良く太ったブラウン・トラウト。この後、ウォッシュアウト、バイブル・キャンプと2カ所廻ったのだけど、当たりがあったのはこの1匹だけだった。ワン・バイト、ワン・ランド。この日はすべてのポイントで魚の気配を感じなかった。活性が低かったと言えばそれまでなのだけど、何か他に手は無かったのだろうかと帰りの車を運転しながら自問していた。ニンフを使う手はあったかもしれないけど、スィングしなきゃ意味が無い!とダブルハンドを使ってるわけだしね。何とも難しい。
この日の釣りに関しては書くべきことがあまりなかったのだけど、例のBerkleyのBig Gameの25lbを手に入れて今回使ってみたその感想を書いてみたい。色も蛍光グリーンのやつで水の中でもとてもよく目立つ。40lbと較べると当たり前だけど、軽い分だけ遥かに飛ぶ。で、自分はラージアーバーのリールを使ってるせいか、巻き癖などもまったく無くて現場ですぐにラインを引き出して使うことが出来た。よく問題になるカラミなのだけど、これもほとんど無かった。1、2回あったのだけど、引っ張るとすぐに解けてくれる。ダマになったりはしなかったし、水の切れの良くて水を吸って重く感じることもなかった。とりあえずトラウトと小型のサーモンであるピンクはこの25lbで決まり。695ヤードで12ドルって、一体、どんだけ使えるのか?もしかして今後生きてる間は買わなくてもいいかも知れない。経年劣化の問題は置いといて。サーモン用なんだけど、40lbではなくて30lbで行けるかも。ランニング・ライン、一度軽くてシューっと飛んでくれるやつを使ってしまうと、多少強度が心配でもそのリスクを負ってやろうじゃないかという気にさせる。サーモンの場合だと、フライラインがサーモンと一緒にサヨナラーの可能性があり。去年の秋、やりました。接合部分の結び変えやラインの交換をマメにすれば大丈夫なんだけどね。Speypagesで「OPSTのlazar lineとBerkleyのBig Game、較べてどうよ」という質問があったので下に引用しておきます。みなさんの意見、なかなか面白い。私もOPSTのlazar lineを持ってるし使った経験があるけど、みなさんがベタ褒めするほどのラインか?というのが正直な印象。よく絡むし、痛みも案外早く来るし、値段はバカ高いし。そんなわけで私の場合、今のところはBerkleyのBig Gameと一緒にダブルハンドの道を歩んで行こうと思っている。
http://www.speypages.com/speyclave/54-tackle/214474-berkley-big-game-vs-opst-lazar-line.html
OPSTの悪口を書いた後にフォローするわけじゃないのだけど、この日、再びコマンドー・ヘッドを#5スイッチで使ってみた。で、慣れてくるとこのラインの投げ方のツボみたいなものが分かってきて、楽なフォームから案外にスルスルと距離が出て行くのだった。コツとしては腕を含む上体をリラックスさせて「キャストするぞ!」と意気込まないことかな。軽くスナップしてセットしたらホイって投げる感じ。RIOのスカジット・ショートの場合、5リトリーブを小指に、4リトリーブを薬指に、3リトリーブを中指に掛けてキャストするのが最長ディスタンスに近かったのだけど、コマンドー・ヘッドの場合、5:5:5ぐらいランニングラインが出ているのだった。ヘッドが短い分、実際の距離の差はさほどではないかも知れない。飛距離が出ることはもちろん歓迎するのだけど、それよりも一日を通じてのキャスティングの疲労感がかなり違う気がする。通常のラインよりも100グレイン軽くていいしキャスティングがコンパクトになることで、体力の省エネになるのではないだろうか。着水の衝撃もポリリーダーなどテーパーのついたティップを使うことでかなり抑えることができることが分かった。それと投げ方によってそこそこターンオーバーさせることが出来るみたいなのだ。そんなわけで、OPSTのコマンドー・ヘッドはメインの低番手ラインに成れるかも..という気になってきた。一応、サーモン用にも425グレインの奴を手に入れているので、これも秋以降の実戦で是非、使ってみたい。
レーザーラインは私も使ってますが値段が…同じポンドテストで極端に細いので飛距離は出るのですが、細くて若干頼りないのと擦れた時の強度が心配で、ボビン売りのラインのようにガンガン使うのをためらいますね。今使ってるのがダメになったらバークレーかストレーンにしようかと思っています。