スーク・リバー、チャムサーモンの狂宴

2014.10.07 Tuesday

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    フライショップのアンディから「スーク・リバーのプールにサーモンがかなり集まってるみたいよ」と情報を貰っていたので、時間が取れた今日、今年初のスーク・リバーへ。スーク・リバーはヴィクトリアから35分ほどのドライブで気軽に行けるので、去年はよく通った川。今の時期はチャムサーモンとコーホーサーモンがターゲットになるのだけど、去年はチャムの数の方が圧倒的に多かった。今日、現地で会った顔見知りのフィッシャーの話だと9月上旬にキングサーモンも遡上していて、結構、良い釣りが出来たと言っていた。え、知らなかった、この川でキングサーモンが釣れるなんて。だったらビッグ・Q・リバー行かずにここに来れば良かった。もしかして、皆、知っていて内緒にしているのかも知れないなぁ。







    スーク・リバーは島の他の川と同様、雨が少ない影響でかなり水位が低かった。ただ、この川の河口の近いスポットは干潮の影響でかなり水位が上下するので、普段、水位が少なくても満潮時に魚が入り込んでやや深めのプールに溜まっているのだと思う。今日、釣ったプールは有名な場所なので、平日に関わらず、4、5人のフライフィッシャーが集まり、場所をお互いにシェアしながら釣りを続けた。魚の活性は、潮の加減なのか、ある時間帯になるといきなりスイッチが入ったようにフライに反応していた。一時期、釣ってるフィッシャー3人ほどが同時にロッドを曲げて、フッキングされたサーモンはお互いに川をハチャメチャに走り回るので、もう大変な騒ぎだった。サーモンがジャンプする音、リールの悲鳴、フィッシャーの罵声、人間とサーモンのアドレナリンが一気に吹き出しているような凄い時間だった。サーモンの釣りをしていると、時々こんな瞬間に遭遇することがある。まあ、逆にスイッチが丸一日は入らず、背中を丸めてすごすごと帰る時も、結構あるのだけど。



     


    タックルはスペイではなくてノーマルの#8番を使用した。水位が低く川幅もないのでスペイロッドを使う意味がないと判断。狭いところで無理にダブルスペイで投げるよりも、圧倒的に手返しが良くて生産的だった。今後は何が何でもスペイロッドではなくて、状況を見てスペイとシングルハンドを使い分けることにしたい。スペイのタックルに較べるとロッドとリールは多少非力なのだけど、それでも今日のサイズを問題なく取り込めたわけだし。


     270グレインのショート・スカンジラインを逆に結び、トップヘビーにしてシューティングヘッドとして使った。これだと一度のフォルスキャストでホールすれば、ラインは素っ飛んで行く。ティップはクリアのフローティング10フィート、ティペット12ポンドを8フィート、投げたら沈むのをしばらく待ちゆっくりとリトリーブ。フライはこの日、チャートリュース、つまり明るいグリーンがとてもよく効いた。「チャムは基本、明るいグリーン」というのはセオリーとしてあるのだけど、それでも日によってオレンジが効いたり、ブラックが効いたり、やはり日々変化するので、いろいろフライを付け替える作業で、その日の当たりフライを見つけなくてはいけない。ただ、この場所は顔見知りのフィッシャーが多いので、大体、先行して釣ってる人から情報を貰うことが多いのだけどね。スイッチが入ってからはほんとによくバイトがあり、たぶん20回以上バイトして7、8匹はランド出来たと思う。今日はなぜか釣った魚はすべてオスだった。







    ああ、そうそう。実は今日もまた熊に遭遇したのだ。今日、朝7時半、私は一番でこのプールに到着して独りで釣っていたのだけど、最初のサーモンを掛けてファイトしている時に、後ろをフィッシャーの黒い犬が歩いて行ったと思った。私は川に入ってファイトしていたわけで、その後ろの岸辺を歩いて行ったのは黒いラブラドールではなくて、実はブラックベアだったのである。サイズは秋田犬くらいのまだ若い熊で、自分を通りすぎて10メートルして、初めてそれが犬ではないことに気が付いたのだ。熊はこちらには全く関心を示さず、そのまま歩き去ったのだけど、サーモンがグングンと引っ張るロッドを硬く握りしめて、暫くは石となっていた。後からきた若いフィッシャーにその話をしたら『Oh, that's so cool!』だってさ。




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