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2016.11.02 Wednesday

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    スークリバー、チャムサーモンの狂乱

    2013.10.27 Sunday

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      朝もやの中に目を凝らして川面を観ると、無風にも関わらずかなりの広い範囲で白波が立っている。


      それが海から川へ入ってきた大量のサーモンだと気がつくまでちょっとタイムラグがあった。

      一瞬、我が目を疑った。

      なにせ川は広い範囲でサーモンの蠢く黒い影に覆われていたのだ。

      しかもサーモンたちはある種の興奮状態にあり、ジャンプしたり水面をざわつかせたりしている。


      海から川に入って間もないサーモンたちは川の状況にアジャストするまで、よくこんな行動を取る。

      それにしてもこれだけの数のサーモンが一気に川へ入ってきたのは驚き。


      以前、キャンベルリバーでピンクサーモンを釣ったフィッシャーのリポートで「

      川は大量のピンクサーモンで黒く埋まっており、サーモンの上を歩いて向こう岸に渡れるほどだ」と

      あったが、要するにこういう状態だったのだろう。





       

      もちろんサーモンは海から入ったばかりで興奮状態なのでフライへの反応は良い。

      しかし問題はスレ掛かりも当然多くなることだった。だいたいサーモンの密度が異常に濃いこの群れの中に

      キャスティングすることをフライフィッシングと呼んでいいのか、ちょっと考えてしまう。


      魚が多すぎて困った、というのはフライフィッシングを始めてから初めての経験。

      スレ掛かりを避けるためには、群れの端、つまり魚影の比較的薄いところを探してキャストするということ。

      それとフライの深度の下がるとどうしてもスレるので、早いストリッピングでサーモンの層のやや上を

      流すことくらいしかない。それとスレと分かったら、すぐにロッドを置いて

      ラインを手に持ち川底に掛かったハリスを抜く感じで引っ張る。


      ティペットが切れるか、半分くらいの確立でフライが外れてくれる。

      いちいちスレ掛かりのサーモンに付き合っていたら時間がないし、疲れるだけ。

      最近は、スレ掛かりとマウスにしっかりと掛かったサーモンの動きの違いが手で感じられるようになった

      のでかなり楽になった。その分、フライの消耗は激しいが、体力の消耗よりはましだ。


      朝から夕方まで2箇所のポイントで釣り続けた。


      このような大量のサーモンの中で沢山釣ることでいろいろと面白いデータが取れた。

      まず時間帯によってオスがよく掛かる時期とメスが掛かる時間帯がはっきりと分かれることに気がついた。

      フライを流す層もほぼ変わらないしフライの種類も関係ないはずなので、

      何かがサーモンたちの行動のスイッチを入れるらしい。


      同じくスレ掛かりが多くなるときとマウスにしっかり掛かる時間帯も綺麗に分かれるのだ。

      このあたりの理屈は分からないけど、その事実を理解して釣りの予測をすることが大切なのだろう。


      サーモンの釣りはスレ掛かりを極力避けて、いかに口を使わせて釣ることができるのかが常に課題。

      優れたフィッシャーはそれが出来るし、それにはスレ掛かりも含めて沢山釣らなくては身体で理解できない。

      この日は幸運にも沢山のサーモンを相手に何かきっかけを掴んだような気がする。

      実は群れの中にコーホーサーモンを期待していたのだけど、残念ながらいなかった模様。

      シーズンの終盤には必ずコーホーが入ってくるはずだから、

      案外、サーモンのシーズンはもう少し後ろにずれ込むのかも知れない。

      こちらにとってはそれは大歓迎である。









       

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